グラフィックデザインの文字選びは読む場面から考える
グラフィックデザインで文字を選ぶとき、形の好みだけでなく、誰がどこで読むかを考えると判断の軸を持ちやすくなります。
見出しとして目を引かせたい文字と、長い文章を読むための文字では、役割が異なります。
まずは伝える内容と使う場面を整理してみましょう。
例えばポスターなら、離れた位置から何を見つけてほしいかが関係します。
案内文なら、必要な情報を読み進められることも大切です。
文字を大きくすればすべて解決するとは限らず、行の長さや間隔、周囲の余白も合わせて考える必要があります。
情報の優先順位と表現をつなげて見ることが出発点になります。
東京デザインプレックス研究所のグラフィックデザイン専攻では、タイポグラフィを学ぶ内容が案内されています。
検討する際は、文字の形を知ることと、制作物の中で使う練習をどう組み合わせるかを確認するとよいでしょう。
課題の対象や講評の方法も、学習を考える材料になります。
自分で練習する場合は、同じ文章を使い、文字の大きさや行間を一つずつ変えて比べる方法があります。
一度に多くの条件を変えると、何が読みやすさに関係したかを振り返りにくくなります。
画面だけでなく、実際に使う大きさでも確認すると、気付いた点を整理しやすくなります。
気に入った表現を見つけたら、何がよいと感じたかを短く残してみましょう。
形だけをまねるのではなく、役割との関係を考えることが大切です。
文字を装飾の一部としてだけでなく、情報を届ける要素として捉えることが、学ぶ目的を具体的にするための助けになります。